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日本の家族が危篤:海外在住者緊急一時帰国の現実

お葬式

お盆の真っ只中。お盆の真っ只中、アクア・マーストのオフィスもお休みしています。

ですがヨーロッパにお盆があるわけでもなく、私は通常運転。  我が家の近所にある観光地には、多くのグループツアーの観光客が訪れており、朝から道は人でグループツアーの団体で溢れています。

京都のようにオーバーツーリズムまでは至っていないものの、買い物に行くにも歩きにくく、少し不便だなと感じています

母の最期と緊急帰国の経験

今年初めて両親揃って浄土から現世(実家)に戻ってきているのかな?  と漠然と考えていました。

母は昨年末に他界しました。父は私が20代の頃に病死しています。母は難病を患い、東京の自然豊かな郊外にある老人施設で10年間お世話になっていました。

私がこれまで「すぐ帰ってきて」と言われて緊急帰国したのは3回。いずれも命に関わる状況でした。幸い当時は仕事をしていなかったため、すぐに帰国することができました。

日本への直行便はないものの、複数のルートが選べるため、翌日には帰国できました(もちろん飛行機代は割高です)。

しかし、コロナ禍とウクライナ戦争の影響で物価が高騰し、航空券の価格も跳ね上がりました。数年前から、お盆や正月前には航空会社のサイトで運賃をチェックし、万が一に備えていました。

ちなみに、今日から2日後に出発し1か月滞在する場合、私が利用したい航空会社のエコノミー最安値は42万円。以前は30万円台だったので、価格の上昇を実感しています。

一人ならまだしも、子どもや家族全員での帰国となると、負担はさらに大きくなります。一人ならまだしも、子どもや家族全員での帰国となると、負担はさらに大きくなります。

事前に決めていた緊急時の家族の対応

母が過ごした施設は23区内の実家からはとても遠く、駅からバスなどは出ていない。 私は車を運転しないので最寄り駅からは施設までタクシーを使うしかない場所(景色はとても美しい所)にありました。

本人の希望で、予め延命治療はしない、葬儀は施設近くの火葬場で火葬式(お通夜や告別式を行わず、直接火葬場で短時間のお別れと火葬、収骨のみを行う葬儀)を行うことが予めに決まっていました。

実は母が急逝した場合の対応、相続等については、数年前に日本の家族と事前に話し合って決めており特に揉めることもありませんでした。 (ですが、動産などが多くある場合は兄弟でも揉めるケースが多いようです)

その話し合いの時に、母のなかで私たち子供の記憶がほぼ無くなっているようなので、母が亡くなっても私がすぐに帰国する必要は無い と事前に言われていました。(施設の近くの斎場での火葬式ですし、マイナンバーカードを持っていない私が事務手続きをするのが困難なので何の役にも立たないとのことでした。)

ですが、49日には必ず参加するようにと言われていました。 母との最後のお別れは、家族がFACETIMEで連絡をくれ、こちらの早朝に自宅の寝室からFACETIMEで母を看取りました。

ヨーロッパに住む友人は、親の危篤の知らせを受けて急いで翌日に帰国したものの、実家に着く数時間前に亡くなられたそうで、直接お別れすることは出来なかったそうです。 

姉妹ともども海外で暮らしており、日本の施設にお母様が入所しているという方にも出会ったことがあります。

📄 海外在住者が直面する“手続きの限界”

一時帰国中は、母に会いに行くのが常でしたが、海外帰りの私は「未知の菌を持っているかも」と思われ、面会には厳しい制限がありました。

母の部屋は個室でしたが、訪問の際は当日の朝に電話確認が必要。母の体調次第で面会可能でしたが、必ず会えるわけではありませんでした。

面会は母の部屋ではなく、1階ロビーの応接室で行うようお願いされていました。うがい・手洗い・マスク(二重)は必須。施設の方々はとても親切で、母を大切にしてくださり、今でも感謝しています。

高齢者は免疫力が低下しているため、リスクを避けたいという施設側の意向も理解できますが、母の部屋には最後まで立ち入ることができませんでした。

お年寄りは免疫機能が低下しているため、リスクのある人は避けたいという施設側の意向も理解できますが、家族の写真や好きなものが飾られている母の部屋に、私だけ最後まで立ち入ることができませんでした。

結局、私は49日に合わせて一時帰国しましたが、火葬式や年金の停止手続き、香典返しの準備、位牌や戒名の手配、母の名前を既存の墓石に刻むなどの手続きは、すべて日本にいる家族が行ってくれました。

同じ都内ではありますが、住民票がある場所と亡くなった場所が異なるため、除籍の手続きなどもあり、事務手続きがなかなか進まず、会社からの一週間の忌引き休みではほとんどの事務作業が終わらなかったそうです。  

自分は海外にいて全ての事務手続き、遺品整理など手伝うこともできず、日本の家族にすべてを任せてしまい、本当に申し訳ないと感じました。

緊急時の準備と心構え

大学時代からアメリカに住む友人(一人っ子)は、コロナ禍に東京の施設で親を亡くしました。急いで帰国したものの、当時は2週間の隔離が必須で、ホテルに缶詰めとなり、葬儀に出席できなかったそうです。

幸いにも親戚がすべてを取り仕切ってくれましたが、「頼れる人がいなかったらどうなっていたか…」と話していました。

また、別の友人は亡くなった翌日のチケットは高額だったので、遺体を7日間安置してもらい、日本に戻り葬儀に参加したそうです。 因みに遺体を一日安置するのに、最低でも1万4千円はかかります。 

すぐ帰国するのと、安置するのどちらが正解だったのかはわかりませんが、日本の家族の予定に影響が出たことは申し訳なかったと話していました。

現在海外在住の日本人の数はは昔と比べるとかなり多くなっています。
30代の頃は親の死についてあまり真剣に考える事が無いかもしれません。 ですが40歳を過ぎると同僚や同級生、知人の親御さんが他界するという話が耳に入ってくるようになり、人の死が身近に感じられるようになります。 

親の死はいつか必ずやってきます。

その時、海外に住んでいるあなたはどうするか、日本にいる家族はどうして欲しいと思っているのか、今のうちに家族で話し合っておくべきです。 もちろん、話しにくいし、考えたくないことかもしれませんが、とても重要なことだと思います。

経済的な準備も必要

そして日本に住む親がが亡くなると、自分の飛行機代をはじめ、お香典、お通夜や葬儀、火葬、戒名、位牌、僧侶の手配(仏教の場合)、車代、半返し、お墓が無い場合はお墓の費用など、思った以上に本当にびっくりするほどお金がかかります。 

親御さんがそれなりの死亡保険に加入している場合は、その保険金で支払いが可能ですが、我が家のように住民表がある場所と、死亡時の場所が異なる場合は、除票の作業が完了するまでに何の事務作業も出来ないので、直ぐに保険金の請求をすることもできませんでした。

年金事務所に死亡したことを伝えると、自動的に銀行に連絡が行くようで、気が付くと母の銀行口座は凍結されていました。

僧侶へのお布施や、参列してくれた親戚などへの車代、手土産等は現金が基本なので、事前にまとまった金額の現金が必要になります。
もし現金で全てを賄えなかった、不足がでる場合は、自分も不足分の支払いに協力しなければなりません。 

「お金がなくて払えない」「金欠で帰国できない」――そんな悲しい状況にならないように。

親の死は考えたくないことですが、緊急時に使える資金をある程度準備しておくこと、日本にいる家族ともしもの時の話し合いをしておくことを強くおすすめします。

とはいっても、親との関係があまり良くない、兄弟仲が悪い、という海外在住者の方はも多くいらっしゃると思いますので、そう簡単ではないかもしれません。 

ですが、少なくとも自分には何ができるのか? は考えていて欲しいと思います。

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