ヨーロッパに住んでいると、冬の厳しさが身に染みます。
暗くて、天気も悪く、気が滅入る日々が続きます。
特に夏と比べるとまるで別の国のように感じるほど、風景も気分も一変します。
今の私の心の支えは、4月の一時帰国すること。 明るく暖かい日本の春が、本当に待ち遠しい。
先日、イースターに日本に行きたいという友人のために、飛行機のチケットを一緒に探しました。 ですがエコノミークラスでも60万円を超えるものがあり、その価格に驚愕しました。(12月頃早くとるように急かしたんですが・・) チケットの値段が本当に高騰していることを実感し、これでは家族での帰国がますます大変だと痛感しました。
(因みに友人が日付けをずらしやっと探し当てた格安チケットは€1800でした。(約29万)
ヨーロッパから日本行きのチケットが比較的安いのは1月、2月、それと4月の前半と11月なのです。
3月は卒業旅行の影響で需要があるからか意外と安くはないのです。
真剣交際なら、現地訪問は必須
海外在住者にとって、真剣交際をしている相手には、最低一度は現地に来てもらいたいですよね。 オンラインや、日本でのデートだけでは、海外での生活を実感してもらうことはできません。
多くの人は、現地訪問のタイミングを「季節の良い時期」に合わせたいと思うでしょう。 例えば5月なら、新緑が美しく、気候も快適です。しかし、個人的にはこの「最悪の季節」である1月や2月に来てもらうのはどうだろう?と考えています。
なぜなら、人の心理として「最初が良くて、後から悪くなる」とがっかり度が高くなりますが、逆に「最初が悪くて、後から良くなる」方が気分的にいい気がするからです。
もし、真冬のヨーロッパに来て、その寒さや暗さに耐えられるなら、その国での生活にも適応できる可能性が高いでしょう。

ヨーロッパ移住の現実を知るなら、冬に来るべき
実際に、以前海外転職を考えていた、知人が12月のドイツを訪れたときにランチを一緒にしたのですが、 彼女は最初、「こんなに暗くて寒いなんて…」と戸惑っていました。 ですが数日過ごすうちに「寒いけど、冬ならではの楽しみ方もあるのね」と前向きにとらえていました。 美術館を訪れたり、オペラを見に行ったり、温かいグリューワインを飲んだり、寒いからこそ楽しめる事もあるのです。
結局、彼女は「冬の厳しさを知った上で、ここでの生活も悪くないかも」と思えたことで、移住にも前向きになりました。 もし、最初に春や夏の快適な時期だけを体験していたら、冬の現実を知ったときに「こんなの嫌だ!」と思ってしまったかもしれません。
現実を知ることが、将来の安心につながる
結婚を考えるなら、現実を直視することは重要です。旅行気分で楽しむのではなく、「この国で本当に暮らせるのか?」を判断するためにも、あえて厳しい季節に訪れてもらうのは一つの手かもしれません。
皆さんも、パートナーに現地の「最悪の季節」を体験してもらうことで、お互いの理解を深めてみてはいかがでしょうか?
もちろん、風邪をひかないように防寒対策はしっかりしてもらう必要がありますが(笑)。
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